にしもと内科・泌尿器科・人工透析内科

KIDNEY HEALTH

当院における腎機能・尿所見統計

腎臓の状態をみるeGFRと尿蛋白・尿アルブミンについて、匿名集計をご紹介します。利用できる尿定量値やeGFR値がない方も対象に含め、結果のない区分を分けて表示しています。

監修:西本 紘嗣郎(院長)

2026年10月18日更新

01

腎臓の状態を知るために

腎臓の状態は、血液検査のeGFRだけでなく、尿蛋白や尿アルブミンも合わせて評価します。1回の検査や、この表の組み合わせだけでCKD・DKDの診断が決まるわけではありません。原因、異常が続いている期間、これまでの変化を確認して診療を進めます。

慢性腎臓病の診療について詳しく見る

02

患者台帳を対象とした腎機能・尿所見の集計

取り込み済み患者台帳(2026年8月時点)の全対象者:1158人

下の2つの表は、取り込み済み患者台帳の全員を対象とし、利用できる尿検査やeGFRの結果がない方も含めた匿名集計です。台帳は特定の時点の情報で、当院の現在の全患者さんを網羅しているとは限りません。糖尿病の病名登録に基づいて分けており、登録がないことは糖尿病がないという確定診断ではありません。CKD・DKDと確定診断された方に限定した集計でもありません。

1人につき利用できる最新のeGFRを基準に、前後90日以内で最も近い、利用できる尿定量値を組み合わせています。同じ日数だけ離れた検査がある場合は、新しい日付の検査を使います。尿定性検査だけの方や、この期間内に利用できる尿定量値がない方は「尿定量値なし」の列に分け、未測定を正常とは扱いません。

糖尿病の登録がない方:CKDの評価

検査データの期間:2025年10月〜2026年8月 対象人数:1089人

表を左右に動かすと、A1・A2・A3と「尿定量値なし」の列を確認できます。

eGFRと尿蛋白/Cr比別の台帳対象者の人数(単位:人)
腎臓の働きeGFRmL/min/1.73 m²A1尿蛋白/Cr比
(g/gCr)
0.15未満
A2尿蛋白/Cr比
(g/gCr)
0.15以上0.50未満
A3尿蛋白/Cr比
(g/gCr)
0.50以上
尿定量値なしeGFR検査日の前後90日以内
G190以上10未満低い※10未満やや高い0高い33リスク判定なし
G260〜8921低い※10未満やや高い10未満高い165リスク判定なし
G3a45〜5940やや高い11高い10未満非常に高い50リスク判定なし
G3b30〜4410未満高い10未満非常に高い10未満非常に高い15リスク判定なし
G415〜2910未満非常に高い0非常に高い0非常に高い10未満リスク判定なし
G515未満0非常に高い10未満非常に高い0非常に高い10未満リスク判定なし

取り込み済みデータに利用できるeGFR値がない方:717人。上の対象人数に含まれますが、G区分に分けられないため表の外に示しています。

糖尿病の登録がある方:DKDの評価

検査データの期間:2025年10月〜2026年8月 対象人数:69人

糖尿病関連腎臓病(DKD)の評価では、腎機能と尿アルブミンを確認します。この表は糖尿病の病名登録に基づく集計で、DKDと確定診断された方に限定したものではありません。

表を左右に動かすと、A1・A2・A3と「尿定量値なし」の列を確認できます。

eGFRと尿アルブミン/Cr比別の台帳対象者の人数(単位:人)
腎臓の働きeGFRmL/min/1.73 m²A1尿アルブミン/Cr比
(mg/gCr)
30未満
A2尿アルブミン/Cr比
(mg/gCr)
30以上300未満
A3尿アルブミン/Cr比
(mg/gCr)
300以上
尿定量値なしeGFR検査日の前後90日以内
G190以上10未満低い※10未満やや高い0高い10未満リスク判定なし
G260〜8915低い※10未満やや高い0高い10未満リスク判定なし
G3a45〜5910未満やや高い10未満高い0非常に高い10未満リスク判定なし
G3b30〜4410未満高い10未満非常に高い0非常に高い0リスク判定なし
G415〜2910未満非常に高い0非常に高い10未満非常に高い10未満リスク判定なし
G515未満0非常に高い0非常に高い0非常に高い10未満リスク判定なし

取り込み済みデータに利用できるeGFR値がない方:12人。上の対象人数に含まれますが、G区分に分けられないため表の外に示しています。

1〜9人の区分は「10未満」と表示しています。合計から少人数を逆算できないよう、ほかの人数も「非表示」にすることがあります。正確な少人数や割合は掲載していません。集計時点:2026年10月。

※G1・G2でA1の場合、ほかに腎障害を示す所見がなければCKDには該当しません。A1〜A3の色とリスクの言葉は、腎不全や心血管疾患などの相対的なリスクを示します。灰色の列はリスク未判定で、低リスクを意味しません。数字は人数であり、個人の発症確率ではありません。異なる日の検査を組み合わせた集計で、診断を確定するものではありません。

リスク分類:CKD診療ガイドライン2023 表2、4頁(PDF)

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