にしもと内科・泌尿器科・人工透析内科

HYPERHIDROSIS

脇汗・手汗(多汗症)

汗のために衣服・仕事・勉強・人との交流で困っているときは、我慢せずご相談ください。

監修:西本 紘嗣郎(院長

2026年9月3日更新

01

多汗症とは

暑さや運動だけでは説明できないほど汗が多く、日常生活に支障がある状態を多汗症といいます。脇に目立つものを腋窩多汗症、手のひらに目立つものを手掌多汗症と呼びます。

汗の量だけでなく、衣服、仕事、勉強、人との交流などにどの程度影響しているかも確認します。

02

診察で確認すること

局所の多汗症か、薬や別の病気に伴う発汗かを見分けることが大切です。必要に応じて血液検査などを行います。

  • 汗が多い場所、左右差、頻度と生活への影響
  • いつから始まったか、睡眠中にも汗が出るか
  • 発熱、動悸、体重変化などほかの症状
  • 服用中の薬や、甲状腺・糖代謝などの持病

YOUR VISIT

診療の流れ

脇汗・手汗の程度や生活への影響を確認し、お一人おひとりに合った治療を一緒に考えます。

  1. 1

    質問票に記入します

    汗が気になる場所、いつから続いているか、仕事・学校・着替えなどでどのくらい困っているかをお答えください。

  2. 2

    医師が症状を確認します

    質問票をもとに、汗の出方や頻度、左右差、睡眠中の汗、服用中のお薬、ほかの症状などをお聞きします。

  3. 3

    必要に応じて検査します

    別の病気やお薬が原因の汗ではないか確認します。必要な場合は、甲状腺や血糖などの血液検査をご案内します。

  4. 4

    治療方法をご提案します

    診断基準を満たし、お薬を安全に使用できることを確認したうえで、塗り薬などの治療をご提案します。状態によっては専門の医療機関をご案内します。

  5. 5

    効果と使い方を確認します

    治療後は、汗や生活の困りごとがどのくらい改善したか、副作用がないかを確認し、治療を続けるか相談します。

03

当院での治療(まずは塗り薬から)

当院では、質問票と診察で原発性の脇汗・手汗と診断し、お薬を安全に使えることを確認したうえで、まず保険適用の塗り薬による治療をご提案します。汗が気になる場所によって使うお薬が異なります。

  • 脇汗:脇に塗るゲルタイプ(エクロック®ゲル)または、薬液のついたシートタイプ(ラピフォート®ワイプ)があります。
  • 手汗:手のひらに塗るローションタイプ(アポハイド®ローション)があります。
  • いずれも基本的に1日1回使用します。塗る時間や量、塗った後の手洗いなどは、お薬ごとの説明に沿ってご案内します。
  • 赤み、かゆみ、口の渇き、目のかすみ、尿が出にくいなど、気になる症状が出た場合は使用を中止して当院へご相談ください。

治療開始後は2~4週間を目安に、汗や生活上の困りごとの改善、皮膚の状態、口の渇き・目のかすみ・尿の出にくさなどを確認します。塗り薬で十分な効果が得られない場合や、注射・イオントフォレーシスなどが適している場合は、皮膚科などの専門医療機関をご案内します。

PATIENT INFORMATION

症状のセルフチェックや治療について、患者さん向けの詳しい情報をご覧いただけます。

04

よくあるご質問

汗が多いだけでも受診してよいですか?

はい。汗のために日常生活で困っている場合はご相談ください。生活への影響も大切な診断材料です。

検査は必要ですか?

汗の出方、ほかの症状、服用中の薬などを確認し、全身の病気が疑われる場合は必要に応じて血液検査などを行います。

どのような治療がありますか?

部位や重症度に応じて治療を検討し、必要に応じて専門医療機関をご案内します。

CONSULTATION

生活への支障もお聞かせください

症状が出る場面、頻度、困っていることをメモしておくと診察がスムーズです。