にしもと内科・泌尿器科・人工透析内科

ATHEROSCLEROSIS RISK

当院の動脈硬化リスク評価
久山町スコアを用いた10年間発症リスクの確認

当院では、年齢、血圧、コレステロール、喫煙などの情報から、 将来10年間に心筋梗塞や動脈硬化性脳梗塞を発症する可能性を確認する「久山町スコア」を診療に活用しています。

監修:西本 紘嗣郎(院長)

2026年8月29日更新

01

久山町スコアとは

日本動脈硬化学会の「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」では、 冠動脈疾患とアテローム血栓性脳梗塞を合わせた動脈硬化性疾患の10年間発症リスクを確認する方法として、久山町研究に基づくスコアが用いられています。

当院のレポートは、同ガイドラインに基づいて当院が作成した診療支援ツールです。 日本動脈硬化学会の公式アプリではなく、AIによる診断や治療の自動決定を行うものでもありません。

当院では久山町スコアによるリスク評価を行い、日本動脈硬化学会のガイドラインに沿って、 患者さんごとの脂質管理目標と治療方針を検討します。

01年齢(40~79歳)
02性別
03収縮期血圧
04糖代謝異常
05LDLコレステロール
06HDLコレステロール
07喫煙

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結果をA4レポートで説明します

評価結果は単なる点数だけでなく、患者さんごとのリスク区分、コレステロールの管理目標、生活習慣改善や治療の進め方まで、A4で印刷できるレポートにまとめて説明します。

  • 各項目の配点と合計点
  • 年齢別の10年間絶対リスク
  • 低・中・高リスクの管理区分
  • LDL-C・Non-HDL-C・TG・HDL-Cの管理目標
  • 管理区分の判定フロー
  • 生活習慣改善から薬物療法、再評価までの治療フロー

公開ページには計算用の入力欄を設けていません。患者番号、氏名、検査値、院内画面などの個人情報・院内情報は掲載しません。

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当院での評価の流れ

STEP 1

既往歴を確認

冠動脈疾患・アテローム血栓性脳梗塞の既往があれば、二次予防として評価します。

STEP 2

高リスク疾患を確認

糖尿病・CKD・PADがある場合は高リスクとして扱い、久山町スコアだけで判断しません。

STEP 3

久山町スコアを確認

該当する既往や高リスク疾患がない場合に、治療前の情報から10年間発症リスクを確認します。

STEP 4

管理目標と治療を相談

生活習慣改善を基本に、必要に応じて薬物療法を検討し、検査結果を再評価します。

04

治療前の評価を大切にします

久山町スコアは、原則として治療開始前の初回リスク評価に使用します。 治療中の血圧やLDLコレステロールで再計算すると、治療効果によってリスクが低く表示されることがあるため、治療中の計算結果は参考値とします。

初回の管理区分を安易に下げず、治療前の状態、現在の検査結果、既往歴、合併症などを総合して医師が判断します。 計算結果だけで診断や治療を決定するものではありません。

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よくある質問

久山町スコアは、どのような方に使いますか?

主に40~79歳で、冠動脈疾患やアテローム血栓性脳梗塞の既往がなく、糖尿病・慢性腎臓病・末梢動脈疾患にも該当しない方の、治療開始前の一次予防評価に用います。

計算結果だけで薬を始めますか?

いいえ。スコアは診療を支援する参考情報です。検査結果、合併症、家族歴、生活習慣、年齢などを確認し、医師が治療方針を個別に判断します。

治療中の検査値でも計算できますか?

計算はできますが、治療によって血圧やLDLコレステロールが下がると、見かけ上のリスクが低く表示されることがあります。治療中の結果は参考値とし、治療前の管理区分を安易に下げません。

結果はどのように説明されますか?

各項目の配点、10年間発症リスク、管理区分、脂質の管理目標、生活習慣改善と治療の流れをA4レポートにまとめて説明します。

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参考資料

CONSULTATION

健診でコレステロールを指摘された方へ

検査値だけでなく、将来の発症リスクと管理目標を一緒に確認します。 健診結果やお薬手帳がある方は受診時にお持ちください。

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