HEADACHE CARE
当院における頭痛の診療
監修:西本 紘嗣郎(院長)
2026年10月15日更新
頭痛の種類と割合
頭痛は、頭痛そのものが病気である一次性頭痛と、ほかの病気やけがなどによって起こる二次性頭痛に大きく分けて考えます。
この集計では、一次性頭痛が88.3%、二次性頭痛が11.7%でした。病名別では、片頭痛が全体の51.6%と約半数を占めています。
二次性頭痛の確認
二次性頭痛は、感染症、頭のけが、脳の出血などが原因となる頭痛です。当院では、まず診察や必要に応じたCT等で、原因となる病気がないか確認します。
一次性頭痛の主な種類
片頭痛
頭の片側または両側にズキズキする痛みが起こり、動くと悪化したり、吐き気や光・音への敏感さを伴ったりします。
緊張型頭痛
頭の両側を締めつけられるような、重い痛みが特徴です。痛みがあるときはアセトアミノフェンなどの鎮痛薬を用い、頭痛体操やリラクセーションも組み合わせます。頻回に起こる場合は予防薬を検討します。
群発頭痛
片側の目の奥に非常に強い痛みが起こり、目の充血や涙を伴う発作が、ある期間に集中して繰り返されます。発作時には高濃度酸素の吸入やスマトリプタンの皮下注射が用いられ、予防にはベラパミルなどを使うこともあります。
片頭痛スクリーナー(セルフチェック)
当院では、二次性頭痛が疑われない場合、片頭痛スクリーナーで片頭痛の可能性を確認し、症状や経過と合わせて診断します。
過去3か月の頭痛について、各項目に当てはまる頻度を選んでください。
ナルティークによる片頭痛治療
当院では、片頭痛と診断した方に、ナルティークOD錠(一般名:リメゲパント)を治療の選択肢として使用します。 ナルティークは、片頭痛の痛みに関わる神経ペプチド「CGRP」の受容体をブロックする飲み薬です。CGRPによる痛みの信号を抑え、片頭痛発作の治療と予防に用いられます。