ALLERGY TESTING
発疹・じんましん・花粉症などのアレルギーの診断と治療
監修:西本 紘嗣郎(院長)
2026年9月3日更新
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このような症状をご相談ください
- 季節によって、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみが出る
- 咳、喘鳴、息苦しさを繰り返す
- 皮膚のかゆみ、湿疹、じんましんがある
- 特定の食べ物の後に症状が出ることがある
- 原因が分からないアレルギー症状が続いている
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当院ではView39による検査を行っています
View39は、1回の採血で39種類のアレルゲンに対する特異的IgE抗体をまとめて調べる血液検査です。花粉、ダニ、ハウスダスト、動物、カビ、昆虫、食物など、身近なアレルゲンを幅広く確認できます。
症状や経過から検査が必要と判断され、個別の検査項目を選びにくい場合の選択肢です。原因不明のじんましんなどに一律に行う検査ではありません。
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View39で調べられる39項目
次のアレルゲンに対する特異的IgE抗体を、1回の採血でまとめて調べます。
- 室内塵・ダニ:ヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト1
- 動物:ネコ皮屑、イヌ皮屑
- 樹木花粉:スギ、ヒノキ、ハンノキ(属)、シラカンバ(属)
- イネ科花粉:カモガヤ、オオアワガエリ
- 雑草花粉:ブタクサ、ヨモギ
- 昆虫:ガ、ゴキブリ
- カビ:アルテルナリア、アスペルギルス、カンジダ、マラセチア(属)
- その他:ラテックス
- 卵:卵白、オボムコイド
- 牛乳:ミルク
- 穀類:小麦、ソバ、米
- 甲殻類・豆類:エビ、カニ、大豆、ピーナッツ
- 肉・魚:鶏肉、牛肉、豚肉、マグロ、サケ、サバ
- 果物・その他:キウイ、リンゴ、バナナ、ゴマ
陽性は、その物質に反応する抗体があることを示しますが、それだけでアレルギーの診断が確定するものではありません。症状や経過と合わせて医師が判断します。
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当院におけるアレルギー治療
鼻水・くしゃみ・鼻づまり、目のかゆみ
アレルギー性鼻炎や花粉症では、第2世代抗ヒスタミン薬、鼻噴霧用ステロイド薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬などを症状に合わせて使用します。第2世代抗ヒスタミン薬は薬によって1日1回または2回服用し、眠気の出やすさも薬ごとに異なります。
鼻づまりが目立つ場合に使用するモンテルカストナトリウム(先発品名:シングレア®/キプレス®)は、成人のアレルギー性鼻炎では通常5~10mgを1日1回、就寝前に服用します。鼻噴霧用ステロイド薬の一例であるフルチカゾンフランカルボン酸エステル(先発品名:アラミスト®)は、成人では通常、左右の鼻に2噴霧ずつ、1日1回使用します。十分な効果を得るため、処方された期間は継続して使用します。
目のかゆみには抗アレルギー点眼薬を使用します。エピナスチン塩酸塩眼瞼クリーム(先発品名:アレジオン®眼瞼クリーム0.5%)は、適量を1日1回、上下のまぶたに塗る薬です。眼球へ直接塗らず、点眼薬などと併用するときは最後に使用し、塗った直後の洗顔や入浴は避けます。就寝前に使用する方法なら、翌朝は洗顔後に化粧できます。化粧品や日焼け止めとの併用については、医師または薬剤師の指示に従ってください。12歳未満を対象とした臨床試験は行われていません。
参天製薬:アレジオン眼瞼クリームの塗り方・使い方を動画で見る処方を受けた患者さんとご家族向けのページです。
喘鳴・息苦しさ
喘息では、気道の炎症を抑える吸入ステロイド薬を含む治療が基本です。処方された回数で継続して吸入し、吸入後は口の中に残った薬を洗い流すため、うがいをします。発作時に使う吸入薬とは役割が異なります。
モンテルカストナトリウム(先発品名:シングレア®/キプレス®)を喘息に使用する場合、成人では通常10mgを1日1回、就寝前に服用します。症状や治療内容に応じて使用しますが、急な発作を止める薬ではなく、吸入ステロイド薬を自己判断で中止して置き換える薬でもありません。コントロールが不十分な場合は呼吸器内科などをご案内します。
湿疹・皮膚のかゆみ・じんましん
湿疹では、入浴後などに保湿剤を広く塗り、炎症のある部分には症状と部位に合った強さのステロイド外用薬などを、指示された量と回数で使用します。じんましんでは第2世代抗ヒスタミン薬などの内服が中心です。改善しない場合や診断が難しい場合は皮膚科をご案内します。
食べ物が陽性になった場合
検査が陽性でも、実際に食物アレルギーとは限りません。自己判断で食べ物を除去せず、食べた量、症状、発症までの時間などを確認します。食物アレルギーが疑われる場合は、必要最小限の除去を基本とし、必要に応じて専門医療機関で詳しく調べます。
アレルゲン免疫療法
スギ花粉症やダニによるアレルギー性鼻炎では、症状と原因アレルゲンの関係を確認し、適応と安全性を判断したうえで舌下免疫療法を検討します。View39の結果だけでは開始しません。
スギ花粉症にはスギ花粉エキス(先発品名:シダキュア®)を使用します。投与開始後1週間はシダキュア®2,000JAUを1日1回1錠、2週目以降は5,000JAUを1日1回1錠服用します。スギ花粉が飛散している時期には治療を開始しません。
ダニによるアレルギー性鼻炎にはコナヒョウヒダニエキス・ヤケヒョウヒダニエキス(先発品名:ミティキュア®)を使用します。投与開始後1週間はミティキュア®3,300JAUを1日1回1錠、2週目以降は10,000JAUを1日1回1錠服用します。
どちらも錠剤を舌の下に置いて1分間保持してから飲み込み、その後5分間はうがい・飲食を控えます。初回は医療機関で服用し、服用後少なくとも30分間は院内で体調を確認します。その後は毎日服用し、一般に3~5年間の継続が推奨されます。
口の中のかゆみ・腫れ、のどの違和感などが起こることがあります。まれにアナフィラキシーが起こる可能性があるため、息苦しさ、全身のじんましん、強いめまいなどが現れた場合は直ちに医療機関を受診してください。重症の気管支喘息がある方などは使用できません。
薬を増減・中止するときは自己判断せず、診察時にご相談ください。妊娠・授乳中の方、ほかの薬を服用中の方は、処方前に必ずお申し出ください。
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よくあるご質問
View39だけでアレルギーの診断が確定しますか?
確定しません。検査結果は原因候補を探す手がかりです。症状、発症した状況、診察所見などと合わせて医師が判断します。
花粉症以外も調べられますか?
はい。花粉に加えて、ダニ、ハウスダスト、動物、カビ、昆虫、食物などを含む39項目を調べます。
食事制限を始めたほうがよいですか?
検査結果だけで食物を除去しないでください。実際の症状との関連を確認してから医師と相談します。
CONSULTATION
症状が出た状況をお聞かせください
症状が出る季節、場所、食べ物、動物との接触などをメモしておくと、検査の選択と結果の判断に役立ちます。