HEART & VASCULAR CARE
透析患者さんの心臓と血管を、定期的に見守る
心臓超音波・心電図・ABI検査について
透析を続けていくうえでは、体内の水分量や血圧に加え、心臓と血管の状態にも目を配ることが大切です。当院では、定期的な検査と日々の診察を組み合わせて、患者さんの状態を確認しています。
監修:西本 紘嗣郎(院長)・井上 盛浩(副院長・透析室長)
2026年10月6日更新
心エコーで、心臓の動きや弁の状態を確認します
心エコー(心臓超音波検査)は、超音波を使って心臓の動きや大きさ、弁の状態などを調べる検査です。当院では、透析を受けている患者さんに年1〜3回を目安に行い、患者さんの状態に応じて時期や回数を調整します。
心臓の状態を確認するだけでなく、透析で体から水分を取り除く「除水」の評価にも役立てています。
心エコーで得られる情報を、体重・血圧・症状などと合わせて評価し、体内の水分量や心臓への負担を考慮した除水を検討しています。
心電図で、脈の乱れなどを確認します
心電図は、心臓の電気的な活動を記録する検査です。不整脈などの変化を確認し、必要に応じて過去の検査結果と比較します。
当院では、異常がなければ年に1回実施します。
ABIで、足への血液の流れを評価します
ABI(足関節上腕血圧比)は、腕と足首の血圧を比べ、足の動脈の血流が悪くなっていないかを調べる検査です。当院では、年1〜2回を目安に行い、患者さんの状態に応じて時期や回数を調整します。
透析患者さんでは、血管の石灰化などにより、ABIの数値だけでは状態を十分に判断できないことがあります。数値が正常でも病気を否定できない場合があるため、足の症状や診察所見も合わせて確認します。
必要に応じて、首や足の血管も超音波で調べます
当院では、症状や診察・検査所見に応じて、頸部血管エコーや下肢血管エコーを行い、血管の状態を確認しています。検査の組み合わせや実施時期は、患者さんごとに検討します。
体調が変わったときは
症状がある場合も、次の定期検査まで待ちますか?
いいえ。体調の変化があれば、定期検査を待たずにスタッフへお知らせください。症状や診察・検査所見に応じて、検査の時期や追加検査を検討します。突然の強い胸痛や強い息苦しさがある場合は、119番など緊急時の対応が必要です。
CONSULTATION
当院での透析をご検討の方へ
見学や転院についてのご相談を受け付けています。現在の透析の状況や、通院について気になることをお電話でお聞かせください。