にしもと内科・泌尿器科・人工透析内科

CHRONIC COUGH

長引く咳(慢性咳嗽)の診断と治療

咳が2か月以上続くときは、原因を確認するためにご相談ください。

監修:西本 紘嗣郎(院長

2026年9月3日更新

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2か月以上続く咳をご相談ください

咳が8週間以上続く状態を、慢性咳嗽(まんせいがいそう)といいます。咳喘息、鼻や副鼻腔の病気、胃食道逆流症、薬の影響など、さまざまな原因が考えられます。

血痰、強い息苦しさ、胸痛、高熱、体重減少などを伴う場合は、8週間を待たず早めに受診してください。

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当院で行う検査

症状や経過に合わせて必要な検査を選び、診察結果と合わせて咳の原因を調べます。

  • 問診・診察咳が始まった時期、痰、出やすい時間帯、鼻症状、胸やけ、服用中のお薬、喫煙歴などを確認します。
  • 酸素飽和度の測定・聴診呼吸の状態や呼吸音を確認します。
  • 胸部X線検査肺炎、肺の腫瘍など、胸部の異常がないかを確認します。
  • 胸部CT検査胸部X線検査だけでは原因が分からない場合などに検討します。
  • 血液検査感染や炎症、アレルギーなどを必要に応じて確認します。
  • View39(アレルギー検査)検査項目:1回の採血で、花粉、ダニ・ハウスダスト、動物、カビ、昆虫、ラテックス、卵・乳・小麦・そば・甲殻類・肉・魚・果物など、合計39種類のアレルゲンを調べます。検査方法:血液を1回採取し、検査センターで特異的IgE抗体を測定します。結果は後日、症状や生活環境と照らし合わせて説明します。陽性だけでアレルギーの原因が確定する検査ではありません。

検査内容は全員同じではありません。診察で必要性を判断し、専門的な検査や治療が必要な場合は適切な医療機関をご紹介します。

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当院で行う治療

咳の続く期間、痰や鼻症状の有無、診察・検査結果に合わせて、一般的な咳の治療から慢性咳嗽の治療薬まで選択します。咳を一時的に抑えるだけでなく、原因に合った治療を行うことが大切です。

  • 一般的な咳・痰への治療症状に応じて、鎮咳薬や去痰薬を短期間使用します。痰がある場合は、無理に咳だけを止めず、痰を出しやすくする治療を組み合わせます。処方例:デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物(先発品名:メジコン®)、L-カルボシステイン(先発品名:ムコダイン®)
  • 咳喘息・アレルギーに関連する咳吸入ステロイド薬を中心に、気管支拡張薬やロイコトリエン受容体拮抗薬などを症状に応じて使用します。処方例(咳喘息と診断した場合):ブデソニド(先発品名:パルミコート®)、モンテルカストナトリウム(先発品名:キプレス®/シングレア®)
  • 鼻・副鼻腔からくる咳鼻炎や後鼻漏などが考えられる場合は、抗アレルギー薬や点鼻薬などを使用し、鼻の症状も一緒に治療します。処方例(アレルギー性鼻炎を伴う場合):デスロラタジン(先発品名:デザレックス®)
  • 胃食道逆流症に伴う咳胸やけや食後・就寝時の咳などから疑われる場合は、食事や生活習慣を見直し、必要に応じて胃酸を抑える薬を使用します。処方例(胃食道逆流症と診断した場合):エソメプラゾールマグネシウム水和物(先発品名:ネキシウム®)またはオメプラゾール(先発品名:オメプラール®/オメプラゾン®)
  • 難治性・原因不明の慢性咳嗽原因に応じた治療を十分に行っても咳が続く場合に、慢性咳嗽の治療薬を検討します。処方例(適応を満たす場合):ゲーファピキサントクエン酸塩(先発品名:リフヌア®)味覚の変化などの副作用があるため、効果と副作用を確認しながら使用します。

処方例は代表例であり、すべてを同時に処方するものではありません。症状、診断、年齢、妊娠・授乳、持病、腎機能・肝機能、併用薬などにより、処方しない場合や別の薬を選ぶ場合があります。先発品名は成分を分かりやすくするために併記しており、同じ成分の後発医薬品を処方する場合があります。

PATIENT INFORMATION

慢性咳嗽の詳しい説明は、患者さん向けサイトをご覧ください。

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よくあるご質問

何週間続けば慢性咳嗽ですか?

成人では8週間以上続く咳を慢性咳嗽と呼びます。ただし、血痰、息苦しさ、胸痛、高熱などがある場合は、期間にかかわらず早めに受診してください。

受診時に持参するとよいものはありますか?

お薬手帳と過去の検査結果があればお持ちください。咳が始まった日、出やすい時間、痰や鼻症状、胸やけの有無などのメモも診察に役立ちます。

CONSULTATION

咳の続き方をお聞かせください

咳が始まった日、出やすい時間、痰、鼻症状、胸やけ、服用中のお薬などをメモしておくと診察に役立ちます。お薬手帳と過去の検査結果があればお持ちください。